こんにちは!お受験アンテナ編集部です。
子どもが小学校受験をすると決まったとき、お父さんは、何をすべきなのでしょうか。
お母さんがやることはなんとなく分かりますが、お父さんがどのように参加すべきなのかは、悩んでしまいますよね。
今回は、小学校受験を迎える家庭のうち、父親という立場では何をしなければならないのか、3つのルールを紹介します。
1. とにかくお母さんのサポート
お父さんは仕事をしているからどうしても、お母さんと比べると子どものサポートをする時間が限られてしまいますよね。
そんな中でも、まずお父さんにできる大切なことは、お母さんのメンタルサポート。
母親として子どもと接するお母さんは、日々、子どもをほめたり叱ったり、子どもが自信を持って受験に挑めるようにたくさんの気遣いをしています。
子どもがやる気を出してくれない、頑張っているはずなのに成績が伸び悩んでいる、そんなときにどうやって子どもに声かけをすれば良いのか、本番に失敗しないだろうか。
子どもの受験のことを考えて不安になったり落ち込んだり、イライラしてしまったり、お母さんには子どもをそばで見守っているからこその心配事がたくさんあるのです。
悩みや不安を聞いてくれる相談相手もいない、自分がしっかりしなくてはとプレッシャーを感じているお母さん。
そこで、そんなお母さんをサポートしてあげられるのは、そう、お父さんです。
積極的に何か行動を起こさなくてはならないというよりは、まず、お母さんの話を聞いてあげてください。何に不安を感じているのか、何を悩んでいるのか、何が心配なのか。
お母さんの思いを否定したり何か新しい提案をしたりするよりも、まずはその思いに共感してあげてください。お父さんに話を聞いてもらえるだけで、受験を控える子どもと共に頑張っているお母さんのプレッシャーが少し落ち着くはずです。
もし、お母さんの思いや態度にマイナスなことを感じたとしても、お母さんの立場を考えない発言はしないように心がけましょう。
いつも子どもをそばで見守ってくれてありがとうと感謝を伝え、十分に頑張っているお母さんを励まし、ほめてあげてください。
子どもが今どのような状況なのか、それについてお母さんがどのように感じているのか、お父さんが関心を持って耳を傾ければ、お母さんも頑張れるはずです。
子どもを一番近くで見守っているお母さん、そんなお母さん一番の味方になり、不安定になりうるお母さんのメンタルサポートをしましょう。
2. 面接対策は率先しておこなう
現在、首都圏の私立小学校のほとんどが面接試験を行っており、保護者面接がある場合は、基本的にお父さんも同席するのが望ましいとされています。
小学校受験は親の試験と言われることもあるほど。面接では子どもの頑張りはもちろんのこと、両親の入試への姿勢も結果に大きく関わってきます。
お父さんが質問される内容はさまざまですが、子どもとの関わり方、家庭の教育方針、学校の教育理念に共感しているかどうかなどが面接試験でよく見られているポイント。
平日は忙しくて時間が限られていると思いますが、普段から子どもの様子を気にかけ、少しでも一緒に過ごす時間を作るようにしましょう。
お父さんにはお父さんなりの、子どもにしてあげられること、一緒に経験できることがあるはずです。
家族で時間を過ごすのも大切ですが、子どもと2人でどこかに出かけてみたりするのも良いですね。普段は気がつかなかった子どもの新たな一面を発見できることも。子どもが何に興味を持っていて、今どんな風に感じているのか、知ることができる良い機会です。
いくら面接の当日に取り繕ったとしても、普段子どもと関わりを持っていない父親は、すぐに面接官に気づかれてしまうでしょう。
教育方針に関しても、家庭でよく話し合っておきましょう。両親がそれぞれ違う方向を向いてしまっていては、子どもが不安を感じてしまい、面接官もそれを感じとってしまいます。
志望する学校の教育理念をしっかりと把握し、家庭の教育方針と同じ方を向いているのか、よく考えてみてください。
3. 叱るときは叱る
普段一緒にいる時間が長いお母さんは、お父さんに比べて子どもを叱る機会が多くあると思います。細かいことで何度も叱り続けていると、子どもに叱りつけの効果がなくなることも。
言うことを聞かずわがままになってきたそんな時、お父さんから威厳を持って叱ることで子どもの気持ちを引き締めることができます。
感情的になって怒鳴ったり感情をぶつけるように「怒る」のではなく、子どもの間違いを正し良い方向へ導くために「叱る」。
父親としての威厳を持ち、子どもに気持ちが伝わるように向き合って目を見て叱ってください。
親から見て子どもが良くないことをしていたとしても、子どもはそれが良くないことだと気づいていないことも。自分がなぜ叱られているのか分からないまま叱り続けても、また同じことをしてしまいます。
まず、子どもがどうしてその態度をとったのか理由をしっかり聞いたうえで、なぜそれがいけなかったのか、きちんと伝えるようにしましょう。
お父さんとお母さんが一緒になって子どもを叱るのは避け、どちらかが怒っているときはもう一方がフォローにまわるのも大切です。
叱った後に態度や行動が改善されたらそれもしっかりほめてあげてください。真剣に叱り、しっかりとほめられた子どもは、親からの愛情を感じ、自信をもって成長していくことでしょう。
正しく叱ることは、将来、子どもが自分で正しい判断をするための力を育てることにもつながります。くれぐれも、お父さんとお母さんの言っていることが食い違うことのないよう、気をつけてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
以上3つが、小学校受験を迎えるお父さんが守るべき3つのルールです。
普段から子どもに関心を持っていれば、少しの気遣いでどれも自然にできることなのではないでしょうか。
子どもだけの努力でも、お母さんだけの努力でも小学校受験は乗り越えられません。お父さんにしかできない、お父さんこそがすべきことがあります。
お母さん1人に任せきりにせず、2人で支え合って安心できる環境で子どもを見守り、みんなで合格を目指してください!