【小学校受験】ペーパーテストに出る3つの「常識問題」

お受験ノウハウ
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こんにちは!お受験アンテナ編集部です。

11月は、小学校お受験にとっては新学期
ここから新たに、年中さんの子どもたちが1年後の本番に向けて、チャージをかけていきます。
幼児教室でも新たなカリキュラムがスタートすることでしょう。

今回は、お受験によく出る、いわゆる常識問題のお話です。

お受験のペーパーテストにも「常識問題」が存在します。
たった5歳で身についている常識とはいったいどんなことなのでしょう。

それらはいずれも、お子さんに無理に覚え込ませることではなく、普段の生活の中で自然に身につけるべき知識、教養、マナーをさします。
善悪の判断、きれいなものや美しいものを感じる心、仲のよい両親、雨がふれば植物が喜ぶなどなど、そのご家庭での普段の会話、親御さんの教育、教養がそのままお子さんの常識になってゆくのです。

それでは、小学校受験のペーパーテストによく出る「常識問題」の分野を3つご紹介しましょう。


1. 季節に関する常識

常識問題の王道としてあげられるのが季節に関する問題です。
具体的には、行事、植物、食べ物と季節との結びつきを理解しているかどうか、ということ。

実際に出されるのは、

お正月、ひな祭り、子どもの日、七夕、お月見、クリスマスなどの絵が描いてあるカードを見せて
「カレンダーの順番に並べてみましょう」

今日、おかあさんは、お風呂にゆずを入れて、かぼちゃを食べました。
(絵もあり)
「この日は、どんな日なのかわかりますか?」

チューリップ、桜、フリージア、もくれんなどが描いてある
絵を見せて、
「この季節は、春、夏、秋、冬のいつですか?」

このように、実際に感じた季節、体験したことがらなどを問う問題となっていることが多いようです。

試験対策としては、季節の伝統行事をきちんと家で感じることができるように、カレンダー歳時記を常にチェックしてチャンスを逃さないようにすること。
それなりの飾りつけをすること、旬の食べ物で料理を作ること、季節の草花のある場所を楽しむこと、などがあげられるでしょう。
また、日が長くなった、とか、啓蟄だから暖かくなってきた、とか、会話の中に季節ネタをふんだんに盛り込むことです。
※啓蟄とは二十四気の一つで陽暦の三月五日前後をさします。冬籠りの虫が這い出るという意味があり、お受験ではこのような単語を理解する必要があります!

ここで注意していただきたいことは、植物問題。この分野はかなり難しいです。描かれている絵によって印象が違っていたり、大きさがつかみにくかったりするので、よほど注意力、集中力がないと解けない問題も多いようです。
植物の球根や、葉っぱの形まで問うような超難問もひんぱんに出題されるようになりました。
ここまでくると、受験のための知識、という印象は否めないのですが、図鑑などを日常的に手元において、ことあるごとに図鑑で名前を確かめる、という習慣をつけておくのもいいかもしれません。

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2. 昔話に関する常識

お子さんに読み聞かせ、していますか?
日本のむかしばなしは、いろいろな形で、出題されることがあるようです。
有名どころのむかしばなしの、登場人物やあらすじは絵本で何度も見せておきましょう。
順番をあてさせたり、この先どうなるかを答えさせたり、お話に関係のない絵を選ばせる問題などが考えられます。

むかしばなしは、本によって微妙に内容が違っていたりしますが、読み聞かせに使う絵本はやはりポプラ社など老舗のものを選んだほうがよいでしょう。

試験対策としては、やはり普段のよみきかせ
そして、ときにはお子さんからいろんなむかしばなしを話してもらうのもいいですね。


3. マナーに関する問題

マナーに関する問題は、上記2項目以上に、普段の生活が反映されるので、ご家庭によってはまったく準備をする必要がないともいえるでしょう。

挨拶に関する問題(「寝る前にいうことばは?」「食事のあとにいう言葉は?など」)や、おはしの持ち方の問題、
そして「電車の中で外の景色が見たくなってしまった小さな子が泣いています。あなたならどうしますか?」(怒っている絵、もうすぐだからね、とやさしく言っている絵、無視している絵などから選ばせる)といった、考えさせる問題が考えられます。
試験対策は、日ごろから善悪の判断についてブレずにきちんと伝えるということに尽きます。

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おわりに

ペーパーテストの常識問題。いかがでしたか?
これからは、5歳児の常識というより人としての常識でもあり、ペーパーテストだけでなく面接や行動観察でも、成果が問われます。
一朝一夕には身につきません。
まずは親御さんが、常識(つまり教養)をきちんと備えていることが必須ですね!

どうか時間をかけて、毎日を楽しみながら、お子さんを教養深い人間になる素地を作ってあげてください。

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