2019年も残すところあと1ヵ月となりましたが、お受験業界は少し早く次のステップへ移っていますね。
こんにちは。お受験アンテナ編集部です。
今回は、都内に2校しかない私立の男子校である名門「暁星小学校」の特徴をご紹介いたします。
そもそも暁星小学校って?
暁星小学校は、1888年に創設されたカトリック・マリア会の私立小学校で、幼稚園から高校まで一貫教育をしています。
教育理念は、キリスト教の真理と愛に基づく、十全な人格の形成を目指しており、「自分を大切にする」「他者を大切にする」「神を大切にする」という3つを軸に、社会の福祉に努める人物を育成しています。
場所は東京都千代田区にあり、飯田橋駅から徒歩10分、九段下駅から徒歩5分と抜群のアクセスとなっています。
暁星小学校の特徴は、何と言っても小学校にしては珍しい「男子校」であることです。都内には他に立教小学校が男子校であるのみなので、相当希少な存在であることは間違いないです。
合格倍率は全国18位の約4.5倍と、文句なしの難関校ですね。
それでは、そんな暁星小学校へ入学すべき家庭の特徴をご紹介します。
1. 男子校であることにポジティブ
タイトルにもある通り、暁星小学校は「男子校」です。そして、ほとんどの卒業生はそのまま暁星中学校・高等学校へ進学するため、暁星小学校へ入学した時点で12年間の男子校生活が決定します。
男子校であることは、思春期に異性からの評価を気にせず、勉強や運動、自分が興味のあることへ没頭できる点が、大きな魅力となります。
また、暁星小学校は長い歴史と伝統がありますので、先生は男の子がどのように成長していくのか理解していて、男の子に特化した教育を行っているため、勉強以外の面でも驚くほど個性を伸ばしてくれるとは思います。
しかし、異性と交流する機会がどうしても減ってしまうため、その点をどのように捉えるのかは、ご家庭によって様々ですので、よく話し合ってみてください。
※この記事を書いている筆者は、中高6年間が男子校でしたが、とても楽しかったですし、異性の目を気にすることなく、自分の「本当にやりたいこと」が出来たなと強く思います。
2. 勉強に力を入れたい
暁星小学校は、中高一貫ではありますが、慶應や青学のように付属の大学がある訳ではありません。
そのため、多くの生徒が大学受験をすることになりますが、暁星高等学校は都内でも有数の進学校で、東大や国公立、早慶上智など、有名大学へ毎年多くの合格者を出しています。
これは、付属の学校に入学したことで、勉強から離れて学力の向上をおろそかにしてしまうことを危惧するご家庭にとって、とても魅力的です。
先述したように、暁星小学校にはしっかりと生徒をフォローする体制が整っていますので、勉強にも力を入れて欲しいと願うご家庭には、ピッタリの学校と思います。
また、暁星小学校には「困苦と欠乏に耐え、進んで鍛錬の道を選ぶ、気力のある少年以外はこの門をくぐってはならない」ということばが伝えられています。
少し厳しく聞こえますが、この精神を望ましい形での「鍛える教育」として大切にし、次世代を担うリーダーとしてふさわしい「心と体」を培っていく方針は、気骨のある大人の基礎を学べる学校ということを強く感じますね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、都内の有名難関小学校である「暁星小学校」についてご紹介いたしました。
暁星小学校は、入試の難易度も高く、特にペーパーテストは全国トップレベルと言われています。
もし子どもに暁星小学校へ通ってもらいたい、と思うのであれば、ぜひしっかりと対策をしてお受験へ臨んでみてくださいね。