こんにちは!お受験アンテナ編集部です。
本日は、圧倒的知名度を誇る学習院初等科について、合格する3つの方法をご紹介いたします。
そもそも学習院初等科って?
学習院初等科とは、四ツ谷駅徒歩6分の場所にある学習院大学付属の私立小学校となります。
なんといっても皇族の方々が入学されることで、とても有名ですね。
もともとは、仁孝天皇の発意により公家指定の教育機関として設立されたことが起源となっており、華族の学校として東京に開校しました。
上記の理由から、独特なイメージを持たれる方も多いですが、教育内容はいたって普通の私立小学校と変わりありません。
しかし、他御三家の「慶應義塾幼稚舎」「青山学院初等部」に比べると、高校卒業後に早慶や国公立へ進学される方が多く、学習院大学の人気は、ここ数年あまり芳しくないと言えます。
それでも小学校の受験倍率は全国4位の8.9倍(男子8.7倍、女子9.1倍)と、超難関校であることに変わりはありません。
それでは、そんな学習院初等科へ合格するには、どんなことが必要なのでしょうか?
言語表現能力を養う
学習院初等科の試験は、行動観察・運動・口頭試問と、保護者のみの面接があります。
ペーパーテストはありませんが、先生からの質問に対してハキハキと答えられることは必須と言えます。
「クマさんが水道から水を出しっぱなしにして、足元をビショビショにしてしまった絵を見せられて、この絵はどんな絵だと思いますか?あなたならクマさんになんと声を掛けますか?」
実際、過去にはこのような自分の頭で考えて言葉にする入試内容が多くあります。
入学後の授業でも、日本の古典文化などを学ぶ時間があることから、美しい名作を通して日本の言葉や伝統に親しむことに力を入れていることがうかがえます。
普段のご家庭では、日頃から体験教育を通して「なぜ?」と問いかけながら、自分の考えを言えるような親子関係の構築を目指しましょう。
家柄が良いことを伝える
学習院初等科へ合格する家庭は、父兄や親族に学習院を卒業した方が多いことも特徴です。
実際、面接では「どうして学習院を受験したのか?」と、身内に出身者がいるのか確認をほのめかす質問もあります。
もちろん、一般的な家柄であっても合格する方は多くいますが、親御さんが収入の高い職業に就いていたり、社会的に信用のある国家公務員であったりすることも、必要に応じて伝える必要はあります。
※学習院初等科の初年度納入額や寄付金額は全国トップレベルといったデータもあります
また、文化的な教育を大事にしているので、入試でも品性のある振る舞いや、しつけの行き届いている姿が見られています。
最後まで諦めない
学習院初等科は、四ツ谷にあることもあってか、早稲田や慶應、有名国立小学校と併願受験するご家庭が多いです。
しかし、ダブル合格した場合など、他小学校へ進学される方も多くいるというデータがあります。
そのため、例え補欠合格であっても繰り上げとなる可能性を信じて、合格発表まで諦めないことが大事です。
また、家柄が良いと合格できないのではないか?など、頑張りようのない不安もあるので、途中で志望校を変えてしまうパターンも多くあります。
しかし、子どもに「学習院で学んでほしい!」と思ったのであれば、周りの情報へ流されることなく強い意志を持つことも大切です。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、学習院初等科へ合格するための3つの方法をご紹介いたしました。
学習院初等科は、学校説明会の回数が少ないため、情報があまり出回らないですが(慶應義塾幼稚舎も年1回のみ)本日紹介した3つを意識して、お受験生活を過ごしてみてくださいね。