由緒正しき名門幼稚園「学習院幼稚園」の特徴3つ

名門幼稚園
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こんにちは!お受験アンテナ編集部です。

今回の記事では、名門幼稚園学習院幼稚園をとりあげ、どういったご家庭のお子さんが多いのか、教育方針などはどうなっているのかを考えてみたいと思います。


学習院幼稚園とは?

学習院は、日本の中で最も古い伝統を有する学校のひとつです。
なんといっても、皇族の方々が入学されるということで、その大きな役割を果たしていると言えるでしょう。

皇族の御教育をお引き受けする。これこそ学習院の飛び抜けた特徴ですね。

その歴史は長く、1847年に京都御所の隣に設立された「学習所」が学習院のはじまりです。そして30年後の1877年には、神田錦町に華族のための学校として「学習院」ができました。そこから更に20年後の1894年には、永田町の華族女学校に幼稚園を設置し、32名の園児を受け入れるのですが、これが学習院幼稚園の原点となります。

しかし1944年には、戦局が悪化した影響で、幼稚園の保育が中止されます。青山に新築されていた建物も焼失してしまいました。
戦後になって「皇族の御教育をお引き受けして。多年のご皇族の御恩にも報じようとの願いがきっかけとなり、幼稚園の復活することとした。」とあります。

学習院幼稚園の教育方針は「生まれてから大人になるまで、自分らしく幸せな人生を送れるように育つこと」です。
皇族に生まれた方々にも、運命を受け入れて自分らしく過ごせるようにと教育を施してきた学習院ならではの自由と規律を感じますね。

現在では、慶應義塾幼稚舎青山学院小学校と並んで、日本を代表する名門小学校となっている学習院小学校
その付属である幼稚園が、どのようなところなのか、お受験アンテナならではの視点に探っていきましょう。


1. セレブな保護者の集団である

入園料30万円、維持費28万8000円、保育料74万円、教材費1万7000円、そして父母会費6000円。
入園時に135万円ほどかかる学習院幼稚園は、保護者の出番もとても多い幼稚園です。

住宅地の幼稚園にありがちな幼稚園バスもなく、毎朝の登園は保護者の方と手を繋いで門をくぐるということを原則としています。
登園時間は9時半。

つまり、仕事をもっているご両親だとこの幼稚園には通わせることが困難だということになります。
おかあさまは専業主婦、これが学習院幼稚園の主流なんですね。

制服で登園して、園では動きやすい服装に着替える、これも学習院幼稚園の大きな特徴です。
制服以外に、私服を用意する…。セレブなご家庭同士のバトルが起こりそうな気配を感じますね。
きちんと挨拶をする、靴を丁寧に下駄箱へしまう、といった日常生活の基本をきちんと学べるのも、学習院ならではです。

もちろん、給食ではなくお母様手作りのお弁当です。
お天気のいい日はウッドデッキでいただくなど、お弁当タイムはとても優雅な時間となります。

お昼過ぎには保育終了
年少さんが13時半。年長さんでも13時40分。
お母様方のお迎えで、楽しく帰ります。

送り迎えやお弁当つくり、そして目白キャンパスに毎日ゆとりをもって通わせることができるご家庭、つまり都心に住み、専業主婦または、お手伝いさんの送り迎えが実現できる家庭しか通わせることができないのがよくわかります。

その余裕が、学習院幼稚園のやんごとなき雰囲気を作り上げているのかもしれません。


2. 自然を大切にしている

学習院幼稚園では、自分の力を使ってひたすら遊ぶ中で、その人らしく歩んでいけるこころの力が育つ、と考えています。

一見子どもを放置しているようで、実は一番手がかかる「自由保育」。これを実践しているのが学習院幼稚園なのです。

子どもたちがその日にやりたいことをやらせる。その中には大いに外遊びさせることも含まれています。

学習院幼稚園にある樹木は26種類。目白の幼稚園キャンパス緑被率は実に46%と、都心とは思えない数字を示しています。敷地の半部近くが緑に包まれているのです。桜の木350本以上植えられているとのことですので、とても贅沢な環境であるかがわかりますね。


3.一貫教育ゆえの人脈が築ける

学習院幼稚園は、名門学習院小学校に直結しています。
「正直で信頼しあえるつながり」は一生を通じての宝物です。

小学校、中高、大学と進むにつれて、外部受験した入学者が増え、セレブ感は薄まっていきます。逆に言えば。幼稚園が最もセレブ集団、つまり学習院らしい集団であるといえます。
有象無象が集まる環境ではなく、選ばれた子どもたちが共に過ごす幼稚園の仲間こそが、本当に信頼できる仲間であるといえるでしょう。

本当のセレブが集まる学習院幼稚園の園友は、一生の財産になるのは間違いありません。


おわりに

いかがでしたか?
今回は、名門中の名門幼稚園である学習院幼稚園について紹介いたしました。

皇族が入園される年は、特にチェックが厳しいといわれる学習院ですが、近年は皇族の学習院離れが目立っており、その歴史は転換期を迎えているかもしれません。

とはいえ、長年の伝統は簡単にはくつがえることがないでしょう。
セレブの集まる幼稚園というイメージは、これから先もずっと続いていくに違いありません。

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