こんにちは!お受験アンテナ編集部です。
今回は、この数年全国1位の受験倍率を誇る私立小学校、慶應義塾横浜初等部に合格する子の特徴をご紹介します。
そもそも慶應義塾横浜初等部とは?
慶應義塾横浜初等部とは、横浜市青葉区に設立された、慶應義塾が2013年に開校した私立小学校です。
当時は、慶應義塾の新しい小学校ということで大きな話題となりましたね。
受験倍率は全国1位の13.0倍(男子11.6倍、女子15.1倍)です。単純な比較はもちろん出来ませんが、東京大学は例年約9500名が全体で受験して約3000名が合格する(受験倍率は約3.2倍)ため、横浜初等部の受験倍率がどれだけ高いかが分かります。
学校としては、基礎学力の重視を前提に、「体験教育」「自己挑戦教育」「言葉の力の教育」を3つの柱とした教育方針を打ち立てています。
また、進学先が慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部のみということも、大きな特徴となっています。
それでは、そんな慶應義塾横浜初等部へ合格する子の特徴を3つご紹介します。
1. 慶應らしくない
少し語弊はありますが、世間一般がイメージする「慶應義塾」に対するイメージとは、少し毛色が異なります。
理由は、先述した卒業生のほぼ全員が慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部へ進学することに起因するかと思われます。
そのためか、慶應義塾を卒業した方の中には、横浜初等部に対して良いイメージを抱いていない方もいます。しかし、近年は「教育環境が素晴らしい」と実際に通われている方からの声が聞こえており、開校してすぐの学校にありがちな今だけの評価と言えるでしょう。
横浜初等部を受験する際は、どうしても幼稚舎のことが頭に浮かんでしまうと思いますが、まったく別の学校と思って受験の対策をしてみてください。
実際、幼稚舎との併願受験は可能ですが、場所が離れていることもあってかどちらも受験する家庭は少ない印象を受けます。
そして、受験を考えている方は、湘南藤沢中等部・高等部についても必ずチェックしておきましょう。
※湘南藤沢中等部・高等部は、知性・感性・体力のバランスが取れたリーダーシップを発揮できる子を育てるという教育方針です。
2. 自由でのびのびが似合う
これは、座学に時間を掛けずとも慶應義塾大学を卒業できることに関係しているかと思われます。
横浜初等部には自分の興味があることへ情熱を注ぐ環境がしっかりと用意されているので、そんな環境で個性を発揮できると感じさせる子が合格しやすいと思われます。
そのため、入試内容であるペーパーテストは別として、行動観察、絵画制作、運動の準備もしっかりしておく必要があります。
また、新しい校舎と天然芝のグラウンドは、とても開放的ですので、受験を悩んでいる方はぜひ一度足を運んでみてくださいね。
3. 子どもの総合力が高い
横浜初等部は、同じ慶應義塾の小学校である幼稚舎と同様、保護者面接というものがありません。
そして、一芸に秀でることを良しとする教育方針とは異なり、「地頭が良い」子が合格する傾向があります。
そのため、入試内容に対してお子さんがしっかりと準備をしていて、当日も焦ってしまうことなくすべての科目で高評価を得る必要があります。
ただし、受験倍率は堂々の全国1位ですので、大手幼児教室の模擬試験でトップに近い成績を取ったりしていても、合格できないことはあります。
そこは、ご縁と思って努力をした子どもを褒めてあげるべきですので、お子さんを不安な気持ちにさせないようにしましょうね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、受験倍率トップを誇る慶應義塾横浜初等部に合格する子の特徴を3つご紹介しました。
入学することが出来たら、お子さんに幅広い選択肢を提示できるかと思いますので、心に余裕を持ちながらも、しっかりと合格するための準備をしてみてくださいね。