お受験界のパイオニア「伸芽会」の特徴３つ

こんにちは！お受験アンテナ編集部です。

今回の記事では、お受験塾の老舗「伸芽会」を取り上げて、どういいった特徴があるのか考えてみたいと思います。

伸芽会とは？

伸芽会の創立は１９５９年。つまり今年で６０年となる小学校・幼稚園受験のパイオニアです。その過程で蓄積され、熟成された伸芽会独自のノウハウは、他の追随を許さない重みを持っています。

実は、伸芽会は現在「株式会社伸芽会」であり、東証一部上場企業である「株式会社リソー教育」のグループ企業となっています。
大学受験、中高受験の個別指導で知られる「ＴＯＭＡＳ」が株式会社リソー教育のメイン事業ですが、伸芽会は、２００３年からリソー教育の子会社となっているようです。
２０１９年現在は東京都内に１５教室、神奈川と千葉に２教室、埼玉に１教室、そして関西エリアに３教室と全部で２３教室を展開していますが、どの教室も駅の近くで、待合スペースもあり、また教室の近くに書店や喫茶店等も多いことから、環境として通わせやすい教室であると言えるようです。

ただ、ジャック幼児教育研究所等と違い、ギリギリまで入塾を許されることもあり、一教室あたりの生徒数は比較的多いと言われていますが、どの教室でも喜んで通っているお子さんが多いことも、申し添えておきます。

では、そんなお受験塾の老舗である伸芽会にはどのような特徴があるのかを、考えてみましょう。

１. 伝統と格式がある

一朝一夕の詰め込みや、安易なマニュアル教育が通用しない幼稚園・小学校受験の世界では、経験やノウハウの蓄積こそが、合格をもたらす切り札になる・・・伸芽会は長い伝統の中で、名門校の求める子どもを充分に研究していると感じます。
１５万人もの卒業生を出しているとＨＰに記載してあるように、現在でも実際に名門小学校の受験生で「伸芽会に通っていた」というお子さんがとても多いというのが、小学校関係者から聞いた実感として伝わっています。

特筆すべきは、多くのお受験塾が名門小学校に対してつながりをつけるためにコミュニケーションを取ろうとしている中で、伸芽会はそうした動きがないと言われていることです。つまり伸芽会は、ある意味で実力本位の受験を進めているお受験塾であるといえるかもしれません。

伸芽会が目指しているのは総合的な知育。そして付け焼刃でない教育を行うこと。特に幼児の場合は、テクニックではなく、真の理解をさせたいと思っていますから、カリキュラムの内容は子ども本位のきめ細かいものになっています。
また、ペーパーテスト対策も、詰込みではなくゆったりとした中で自然に身につくようになっており、長い伝統の中で培われた自信も感じることができます。

伝統と格式は講師たちの言葉遣いにもそれが表れているようです。通塾していた親御さんたちから、講師の言葉遣いや態度がよかった、という話がたくさん出ています。

派手に宣伝はないけれどそれなりに実績はあげている塾。それが伸芽会出身者を受け入れた名門小学校の関係者からの評価です。

２. 教室によっての差が小さい

教室がたくさんある場合、教室ごとにその雰囲気が少し変わったり、また、配布物や企画や実行するメニューに差があったりすることは避けられないと言われています。
しかし、その点、伸芽会は全国的に統制が取れていると言えます。

個別指導で知られるＴＯＭＡＳを運営する会社が母体なので、個別対応のきめ細かい指導をいかにシステム化していくかという工夫が充分になされてることも、プラスに働いているのかもしれません。
伸芽会の授業は母子分離であり、親御さんは授業時間にはどこかで待っていないといけないのですが、終了後にその日に何を行ったのかというフィードバックの時間を充分にとり、親御さんの質問にも丁寧に答えるということも徹底しているようです。