こんにちは。お受験アンテナです。
今回は、首都圏の小学校受験における名門女子小学校、雙葉小学校についてご紹介します。
そもそも雙葉小学校とは?
雙葉小学校とは、東京都千代田区にある中高併設の私立小学校です。四ツ谷駅から徒歩5分と、抜群のアクセスですね。
1910年に創立され、ローマ・カトリック教による建学の精神にもとづいた教育を目指しています。
姉妹校には横浜雙葉小学校や田園調布雙葉小学校がありますが、たまに交流がある程度で、中高で一緒になるといった関わりはありません。強いて言うのであれば、大学生や社会人になった際に親近感を覚えやすい、といったことがあるくらいでしょうか。
合格倍率は5.4倍と、女子のみの私立小学校としてはトップの人気を誇ります。
それでは、そんな四ツ谷の雙葉小学校へ合格する子に共通する3つの特徴をご紹介します。
1. ペーパーテストがとにかくできる
雙葉小学校に併設する雙葉高等学校は、主要大学への合格者がとても多く、進学校としても有名です。
実際、中学受験の世界では女子御三家と言われるトップ校のうちの1つに数えられています。
そのため、中学から一緒になる子達に遅れを取らないよう、入学後も勉強へ力を入れており、勉強ができることは合格する上で必須となります。
過去には、紙を四つ折りにしたときの図を見せられ、元の形を選ぶといった難易度の高い問題が出題されたり、大人でもたじろいでしまうような長文を記憶して記憶力をテストされたりしています。
ハードな問題へ耐性をつけるため、親御さんは熱心に勉強を教える必要があるでしょう。
2. 敬虔な精神を持つ
雙葉小学校は、「徳に於いては純真に、義務に於いては堅実に」という校訓を掲げており、毎日のお祈りを大切にしています。
そのため、苦しむ人に心を寄せることや感謝する心、礼儀正しい態度を育てるような教育方針を素直に受け入れられる子が合格しやすいと言えます。
もちろんカトリック信者であるかどうかは、合格には関係ありませんが、気性の激しいやんちゃなお子さんは合格しづらいと言われています。
また、英語の授業が1年生から週2時間あり、多様な文化や価値観への理解が求められますので、そういった素地のある子かどうかも、合格には関わってくると言えます。
3. 自立している
雙葉小学校は、進学校であるものの、とてものびのびとした校風と言われています。
実際に通われている方からもそういった声を多く聞くため、あまり先生がきつく注意することがないことは本当でしょう。
しかし、それでも雙葉高等学校では東大をはじめとする国公立や早慶上智などの難関大学へ毎年多くの合格者を出していることから、生徒には自主性が求められていると言えます。
もちろん、1学年40名程度と少数の生徒を見ることのできる環境だからこそですが、自分の目標に向かって努力する自主性や向上心を養うことを重視しているため、受験での面接や行動観察では、親御さんの(特にお母様の)顔を窺っている気配がしたら、一発アウトとなってしまいます。
普段から、自分で考えて行動することを促してみてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、四ツ谷にある名門女子小学校の雙葉小学校へ合格する子の特徴を3つご紹介しました。
雙葉小学校には、お嬢様で頭が良くおっとりした子が通っているイメージですが、もちろん個人差はあるものの、あながち間違いではないかもしれません。
自分のお子さんが「もしかしたら雙葉小学校の校風とは合わないかもしれないな」と思ったら、志望校の見直しをすることをおすすめします。
逆に「雙葉小学校のような学校が似合うな」と思ったら、人気小学校であることだけは間違いないので、本命の志望校としてしっかりと準備することをおすすめします。